どうも。
冬が好きだ。
まだ全然、冬じゃないけど、ようやく夏も終わりそうで、朝夕はすっかり冷えるようになった。
冬が好きだと言っても、あまり共感を得られないので、冬が好きな理由を言語化できたから、忘れないようブログに書いておく。
一番は「世界の解像度が上がるような気がする」から。
冬は、空気が澄んでいる。
空気が澄んで、目の前の景色がクリアに見える。冷たい空気は、遠くの山並みや建物をくっきり見せてくれる。冬の朝、歩いていると木の枝一本一本までシャープに見える感じがする。まさに、「世界の解像度が上がる」っていう感覚。
冬の小さな体験が、感覚を研ぎ澄ませてくれる。
朝、布団から出たくない。あと5分、もう少しだけ…って思いながら、結局ギリギリまで布団にしがみつく。布団の中があったかすぎて、外の世界に出るのが辛い。
顔を洗うまでは、冷たいだろうなと思って一瞬心が折れそうになるけど、手に触れた瞬間その冷たさで一気に目が覚める感じ。その勢いで顔も洗う。夏とは違うシャキッとした目覚め方。
コートを着ると、急に「冬が来たな」って実感が湧く。特別感。ポケットに手を突っ込んで歩く感じとか、襟を立てて風をよける動作とか、寒いからこそする行動が増えて、それがなんかちょっと楽しい。
息が白くなると、つい無駄に息を吐いてしまう。子どものころみたいに、わざとたくさん吐いて煙みたいにして遊んでみたりすること、やっちゃうよね。
手袋をしてスマホを触ろうとするけど、指が全然反応しなくて結局外す。そのたびに「やっぱり冬はこれだよな…」って思いながら、冷たい手でスマホを操作する。
外を歩いていると、鼻が冷たくなって「寒い…」って思うけど、家に帰って暖かい部屋に入った瞬間のホッとする感覚がたまらない。コートを脱いで、じわじわと温まってくる時間が好き。毛布にくるまって、ぬくぬくしながらテレビを見たりする時間も、他の季節とはちょっと違う特別感がある。
あとは、熱々の飲み物を持ったとき、手に伝わる温かさが嬉しい。「あー、これこれ」って思いながら、冷えた体に一口飲んで温まる瞬間が至福。
夜空を見上げると、星がやたらくっきり見えて、「あれ?冬って星が多い?」って毎年のように思う。
寒いからこそ、おでんや鍋がやたらと美味しく感じる。「今日は鍋にしようかな」ってなる率が高くなる。楽だし。
乾燥が気になって、リップクリームやハンドクリームが手放せない。気づいたらポケットや鞄の中にいくつも転がってる。
ささやかだけど、そういう時間が好きだ。
早く、冬がこないかな。
では。