どうも。
本屋をやりたい。
漠然とそう思うようになったのはここ2年くらい。
小さい頃から本は身近だった。親に県立図書館に連れて行ってもらい、本を借りては読んでいた。
好んで読むのは小説ばかり。小説は自分の知らない世界を見せてくれた。初めて読破した長編小説はハリー・ポッター。映画を観るよりも先に小説を読んでしまったので、思ってたんと違うな……となってしまった。多分、年齢と読む本は王道を進んでいたと思う。小学生の頃は、あさのあつこや重松清、はやみねかおるが好きだった。中学生になると、雑食になって手当たり次第読んでいた。通学がバスだったから読む時間はめちゃくちゃあったのだ。高校時代は、ラノベを読むようになったけど、読書の総量は減った。徐々に読書の時間は減っていった。
いつからだろうか、本を読まなくなったのは。
もちろん、研究や勉強目的で本を読むことはあるけど、余暇としての読書は全くない。
他に時間を潰すことができるコンテンツが増えたというのもあるし、自分がそれを好んでいるというのはある。YouTubeやTwitterとか、知らない人のブログとか。
「よしっ!本を読むぞ!」とならないと本を読まない。読めない。
とはいえ、本は好きだし、買うならなるべく紙の本を買うようにしている。
ここから本屋をやりたいという話にどう繋がるのか全く見えてこないと思うが(自分も書いていて思う)、繋げるつもりもない。
本と自分の関係について、を書いたつもりだ。
やりたい理由が2つある。
・小売業がやりたい
・本がもたらす副次的なものが好き
自身に問い続ければ他にも理由があるだろうけど、パッと思いつくのはこんなところか。
・小売業がやりたい
商店街を研究していると沢山の小売業者と出会う。ほとんどが小規模小売業で、ひと癖もふた癖もある人ばかりだ。中には合わないと感じる人もいるけど、それも含めて面白いと思う。肌感覚で、零細小売業という職業(・地位)は一定のニーズがある。ものを仕入れて自身で売るという行為は、商業の原点だし、憧れでもある。賃金を貰って生計を立てるよりもサバイバル感が出るというか……
利益を出さなきゃ生きていけないという不安定な部分にすごく興味がある。普通だったら、薄利の場合、賃金労働者である方が良いと思うだろう。このメンタリティはどこからくるのかすごく興味がある。
・本がもたらす副次的なものが好き
本を軸にした、要素(?)は沢山ある。本に囲まれた空間が好きだ。本棚が沢山あって、本がきっちり並べられている空間が好きだ。
これは、「本が好き」ではなく「本が生み出す空間が好き」ということになる。図書館を連想してしまうが、別に本屋でもそういうのはできる。
本屋と言っても、本だけ扱っている店もあれば、カフェや映画館、文房具などと一緒に運営している店もある。どちらが良いというわけではなく、どちらにも良さがあるし、僕は後者の方が好きだったりする。
自分の中で、一つだけロールモデルがあって。それが国立本店。
このブログで触れたことがあるかは分からないけど、度々国立本店が好きだという話はしている。(好きだと言っておきながら、2回しか行ったことないけど。)
ここは、本屋というよりは、コミュニティスペースの色が強い場所だ。だからこそ、惹かれるものがあるし、こういった場所が自分のまちにあるとどうなるのかという興味がある。「ほんとまち編集室」というメンバーシップ制度を導入していて、会費によって運営されている場所なので、少し目指す方向とは違うけど、「まちに関わりたい人にとっての拠点」という方向は同じなので、参考にしたい。
おそらく自分はコミュニティとパブリックの実践がしたいのだと思う。それを本屋を通じてやってみたい。
本屋をやりたいということを初めて文字にした。
やりたいことだらけ。
まずは400万、集めるところから頑張りたい。あと修行。
では。